甲状腺内科
甲状腺内科
長年、甲状腺の外科手術・外来診療に携わってきた女性医師が担当します。
内科の診療日とは異なりますので、ご注意ください。
甲状腺内科 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
08:00-12:00 | ● | ● | / | / | ● | / |
13:00-17:00 | ● | / | / | / | ● | / |
※火曜日午後・水曜日・木曜日は山口大学病院等にて手術・外来をしています。
※基本予約制ですが、診療日であれば予約外でも診察いたします。お電話でお問い合わせください。
※甲状腺手術後のフォローも行いますので、まずはご相談ください。
甲状腺内科ではホルモン(内分泌)異常を診療いたします。ホルモンとは、体内で分泌され、血液などを通して標的となる臓器で機能を発現させる生理活性物質を指します。
からだが常に同じ状態になるようにバランスをとるために存在しています。個々のホルモンが多くても少なくても体のバランスが保てなくなり、体調の変化としてあらわれます。
よくありがちな症状の中にホルモンの病気が潜んでいる場合があります。ホルモンの病気は、分泌される器官により異なり、甲状腺疾患、副甲状腺疾患、副腎疾患、下垂体疾患、性腺疾患、電解質異常などです。
まずは、甲状腺ホルモンが多いのか少ないのかを確認するために、下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)と、甲状腺ホルモン(FT3,FT4)を同時に測定します。
これらに異常があった場合は、なぜホルモン異常が起きているかの原因を調べていきます。甲状腺は自己免疫疾患と言われる自分の免疫系が自分の体を攻撃してしまう病気により発症してくることが多いため、体にある甲状腺に対する抗体(TSHレセプター抗体、抗サイログロブリン抗体など)を測定し診断を行います。これらの値を参考にしてホルモン異常の原因を調べていきます。
甲状腺ホルモンの分泌異常がある場合、甲状腺自体も変化してくることがあります。甲状腺全体が大きくなったり、小さくなったりすることもあります。また、腫瘍の有無を確認し、腫瘍がある場合には、腫瘍の数や大きさ、内部構造などを確認します。
必要があれば注射針を使って甲状腺内部の細胞を摂取し、悪性細胞かどうかを確認します。
甲状腺の働きが異常に亢進する病気です。手の震え、動悸、倦怠感、微熱、息切れ、月経異常、口渇、下痢、発汗、体重減少、食欲亢進、眼球突出、等の症状が出現します。
女性に多く見られます。妊娠や胞状奇胎に伴い甲状腺機能亢進症を来すことがあります。
九州大学の橋本先生が発見した病気です。甲状腺の自己免疫疾患で、自分の甲状腺を異物としてアレルギー反応を示すことにより、甲状腺の腫大を来します。成人女性の1割程度に見られる頻度の多い病気です。甲状腺機能は正常、低下、亢進様々です。多くの方では特別な治療を必要としません。
甲状腺機能亢進症を来す橋本病を無痛性甲状腺炎と呼び、バセドウ病と検査結果が類似するため区別が必要になります。
甲状腺の部分的なしこりとして発見されますが触っただけでは分かりにくい場合もあります。
超音波や細胞診で診断可能です。良性腫瘍の場合は放置しても問題ありませんし気になるようなら手術で切除することも出来ます。